うつ病
うつ病
現代社会はストレスに満ちています。
ストレスがうまく解消されないで、心と体のバランスが崩れ、心身に不調をきたすことは誰にも起こり得ます。
眠れない、食欲が無い、一日中気分が落ち込んでいる、何をしても楽しめないといった状態続いているようならまずはご相談をお勧めいたします。
うつ病の症状
脳内のモノアミンがうまく働かなくなり、脳というシステム全体にトラブルが生じている状態です。主な症状には次のようなものがあります。
- 気分の落ち込み・憂うつで、気分が重い(抑うつ気分)
- 意欲の低下・何をしても楽しくない、何に対しても興味がわかない
- 不眠・疲れているのに眠れない、一日中眠い、いつもよりかなり早く目が覚める
- 焦燥感・イライラして、何かにせき立てられているようで落ち着かない
- 罪悪感・悪いことをしたように感じて自分を責める、自分には価値が無いと考える
- 思考力の低下・思考力が落ちる
- 死にたくなる
- 不眠・寝付くまで時間がかかる、眠りが浅い、朝目覚めたときが一番憂うつである
- 食欲低下・何を食べてもおいしく感じない、味がわからない、砂を噛んでいるようだ、体重低下
- 自律神経・動悸、冷や汗、多汗、頻尿、便秘、下痢
うつ病の原因
ストレスの多い社会において、心と体のバランスを崩し、うつ病などの不調をきたすことは少なくありません。
気分がすぐれない状態が一週間以上続いたり、だんだん憂うつになったり、不安、イライラ、眠れない、食欲がない、頭が回らない、焦りが強い、などの症状が伴う場合は単なる気分の問題、いわゆる「気の持ちよう」ではなく、うつ病の可能性があります。
うつ病は、脳内のモノアミンという神経伝達物質のバランスが乱れることで起こると考えられています。それによって憂うつな気分や不眠、食欲低下、だるさ、動悸など無気力な状態が長い期間続き、日常生活に支障をきたす疾患です。また身体的症状を伴うことも多く見られます。脳内のモノアミンがうまく働かなくなり、脳というシステム全体にトラブルが生じている状態とも言えます。
うつ病の治療法
うつ病治療は「休養、環境調整」、「薬物療法」、「精神療法」の3つが中心となります。
まず、治療を始める前に、十分に休養して疲れたこころとからだを十分に休めることが重要です。そのために職場や学校、家族の協力を得ること、つまり環境調整と休養が治療の基本としてとても大切です。
そして、薬物療法によってうつ症状の原因となっている脳内アミンのバランスの乱れを調整していきます。 精神療法の中心は認知療法で、これは、患者さまの情緒の障害と密接に関連している認知の歪みを修正して、患者さんが問題を解決できるように支援する治療法です。
当院では患者さまのお話をお伺いして、ひとり一人に最適な治療を行っていきます。